カリスマ de ステージを観てきました

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舞台「カリスマ」、カリスマ de ステージを観てきました。
2022年12月にいきなりコンテンツにハマってから四か月。ただ、好きになったタイミングはボイスドラマのシーズン1がちょうど終わって次の展開待ちという狭間の期間で、「ここで何かあるに違いない!」と満を持して見た声優集合のYouTube生配信にて、いきなり「一か月半後に舞台化するよ!来てね!」とお知らせされ、「待って、舞台化早くない?日程も近くない?というか『キャスト先行』って言ってますけどキャスト発表されてませんがー!?」みたいな大混乱を経て、ドタバタとチケットを確保した現場でした。
(キャストはちゃんと当日中に発表された)

カリスマは好きだけど、舞台化なんてどうなるかわからない。キャストさんも知っているのは田中涼星さんが東京ドームで野球してらっしゃるのを見たことがあるだけ……なのに手元にはチケットが三枚もある…(最初の先行で千秋楽ともう一枚押さえられたのですが、絶対初日現地で見ないと無理、と思って初日ももぎ取った)

という非常にソワソワした心地で当日迎えたのですが、蓋を開けてみればめちゃくちゃ楽しかった!最高のステージでした!感想を書きます。

だいたいこの動画のとおりのステージです
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舞台ならではのオリジナルエッセンス&ストーリー

七人の「カリスマ」たちが一つ屋根の下シェアハウス生活を送るという設定のこの作品。舞台セットも共用リビングをモチーフにしており、キャラクターごとにイメージカラーの可動式ドアが一枚ずつ用意されていた。

幕がないので開場後、横一列にずらりと並んだドアを眺めながら緊張が募る。え、これみんなのお部屋のドアだよね?ここから出てくる?このドア使う???
実際ドアは大活躍。場面転換ごとにドアを動かすのも、劇の一部として役者さんがやってくれたりと、公演時間の1時間45分、余すところなくステージを楽しめた。

そして、原作ボイスドラマのBGM&楽曲制作に携わっているクリエイターグループ月蝕會議さん。その方たちが舞台の楽曲も全部手がけてくださったのが、めちゃくちゃ良かった。
『フニクリフニクラ』サンプリングのテーマ曲、『おおブレネリ』『アルプス一万尺』サンプリングのサブテーマ曲、どれも耳に残って離れない中毒性。要所で原作BGMを使ってくださるのもほんとにテンション上がる。

そして、本編には出てこないライブパート専用の楽曲まで三曲も用意されてるなんて!
理解くん、テラくん、猿ちゃんによる愉快な謎エクササイズ、天彦さんと依央利くんによるウキウキ謎ブギウギ、そしてふみやくんと大瀬くんのローテンション謎パラパラ。どれも楽しすぎて好きすぎるので、明日カラオケで歌わせてほしい。

今回の舞台本編は、原作ボイスドラマのキャラクター紹介パート7人分+オリジナルストーリー二本立て、という構成。既存のストーリーに足された要素も、新しいストーリーも、どちらもちょうどよいカリスマの味がして美味しく楽しめた。

舞台ならではの演出もとても良かった。自愛が天元突破したテラくんによる鏡プレイ、死にたさ余って生命力100倍の大瀬くんによる縄プレイ(どちらも語弊がすごい)、他にもたくさんあるが、なんと言ってもポールダンス!!!
リビングにポールがある生活って、こんなにも麗しく、活気に満ちて、華やかなものなんですか?持ち主の天彦さんのプレイは言わずもがなだが、彼を除くとベストオブポール de showは理解お兄さんだと思ってる。

3次元化したキャラクター

舞台化のなによりの醍醐味、3次元(2.5次元)化したキャラクターたちの完成度も素晴らしかった。特に名前を挙げたいのは天彦だと思う。ビジュアルもさることながら、キャラクターとしての第一声で本当に驚いた。橋詰さんの声帯が来ちゃった…?
そのうえ、あの体躯で生ポールダンスを披露してくれるなんて!めちゃくちゃ感動したし、天堂天彦めちゃくちゃに面白い男、との認識を新たにさせられた。

それぞれのキャラクターごとの感想も。

・本橋依央利(服従のカリスマ)
かわいさ特化型ではあったけど、冷静になって考えると原作通り様子はおかしかった。役柄もあって舞台上でちょこちょこ働き回る姿が見られて嬉しい。よく天彦とふみやの世話を焼いていた印象。
テラくんの声優の大河さんが舞台を見た感想で「骨格が依央利」と言っていたけれど、本当に骨格が依央利。華奢。可憐。ヒップは83センチ(原作公式)

・テラ(自愛のカリスマ)
立ち振る舞いと喋り方がまさにテラくん。鼻血とか変顔とかあげくの果てには殺されたり、ある意味一番体を張って笑わせてくれた。美人枠なのに感謝すぎる。
猿ちゃんとの掛け合いが印象的だったけど、天彦とのやり取りの温度感も好きすぎ。次はセクシー&ビューティーの登場を待ちたい。

・草薙理解(秩序のカリスマ)
ステ理解お兄さん、本当にうるさくてやかましくて元気でいいお兄さんだった。初日はクセの強さに少しびっくりもしたけれど、まさかのリアルセクシー相談室を経てほどよく調整されて、良かったやらほんの少し寂しいやら。
本当にいいお兄さんだった…もう懐かしい…早くまた会いたい…。癖になるクセの強さだったよ。

※リアルセクシー相談室…初日の感想をエゴサした理解役岩田さんが、クセが強い自覚がなかったためお客さんの感想にびっくりし、色々考えたあと天彦役の田中涼星さんに相談して今後の方向性を決めたというエピソード。ここで話してくれてる

・猿川慧(反発のカリスマ)
三白眼が天才だった。表情がいちばんキャラクターだったで賞あげたい。原作ではわたし猿ちゃんの歌のパートが一番好きなんですけど、ステももれなく、でほんとによかった……!
天彦のキャラクター紹介パートでは、白い布に映るシルエットまで猿川そのもので本当に感動した。影だけで二人だってわかるのほんとすごい。

・湊大瀬(内罰のカリスマ)
部屋に引きこもり設定の子だからステではどうなるかと思ったら、ちょくちょくリビングを覗きにきてたり、見つからないよう逃げたり、キッチンでかくれんぼしたり、時には部屋のドア持参で集合したりと、想像してたとおりの大瀬くんの姿が見られて嬉しかったし、なかなか元気に過ごしてるようで凡人はひたすらハッピー。
今作はまだみんなとの関係がそこまで深まってない時間軸だったと思うから、次回は、ふみやに一人だけ強く出れるところとかもぜひ見せてほしい。

・天堂天彦(性のカリスマ)
存在がリアルでえげつなかった。すごすぎた。田中涼星さんありがとう…。しかし、所業の数々については相手がふみやじゃなければマジで犯罪なので本当に一回捕まれ。…と言いたくなるくらい、実在を感じさせられてしまった、ということです。
発声が天彦。「天彦というより橋詰さん(声優)に似てる」と言われているのも見ていたけど、顔が似ると声も似る?そうなの?

・伊藤ふみや(正邪のカリスマ)
ふみや、ビジュアル発表時からすごいと言われていて、現地でも評価が全く覆らなかったからすごかった。たとえ声質とか声のくせとかが聞きこんできたものと違っても、ちゃんとキャラクターになるんだ、という驚き。
というか、考えてみたら、現実世界の誰もが声優さんみたいにクリアな発声するわけじゃないもんな。その現実味やリアル感が、常人には理解しがたい「カリスマ」というものを三次元化させていたのかもしれない。

好きだったところとかいろいろ

わたしは2.5次元舞台にヒプステ(舞台ヒプノシスマイク)で出会い、その後もほぼヒプステにしか通っていない人間なのだが、ヒプステに比べるとカリdeステはかなり由緒正しい2.5次元舞台なのかな、と感じた。二次元世界から飛び出したキャラクターたちがステージ上で命を吹き込まれ、喋り、歌い、そして踊り、ファンにときめきと活力と生きる希望を与えてくれる。(ヒプステにも当然そういう要素はあるけど、総合パフォーマンスステージとしてそれ以外のインパクトがあまりに大きい)

そもそもカリスマという作品が、あまりにもクセの強いキャラクターしか出てこないため、原作の決め台詞が「そろそろ俺たちに慣れたかな?」であるくらいだ。ステージ化されてもそれは同じで、「あ、2.5次元の彼ら七人はこういう風なんだ」と慣れてきた頃に、舞台もますます面白くなっていった。こちらが慣れただけでなく、作り手側が客の反応を見ながらブラッシュアップしてくれたというのももちろんあるんだけど。

そう、キャラクターについては、これまで書いたとおりめちゃくちゃ満足度高く見たけれど、唯一言いたいことがあるとすれば、本橋依央利がかわいすぎ。この「すぎ」はヒプステにおける水江銃兎が美しすぎ、の「すぎ」と同じやつです。
いやーフォロワーさんとも通話で白熱してしまったけど、本橋依央利、かわいいなんてもんじゃなくてめちゃくちゃやべえ怖すぎるやつだからな?本当にカリスマいち闇が深いからな?(個人の解釈です)

もしステが続くなら、「本橋三大怪話」であるところの(ないよ)「バレンタイン巡査」と「七夕~天彦星と依央利姫~」を絶対やってほしいけど(あと一話はブレイク回ね)、持田さんがやったら絶対めちゃくちゃ「可愛い」んだろうな、かわいくなっちゃうだろうなー…って……えぇ……見たい………それはそれで果てしなく見たい
でも、本橋の闇を客席にお届けしないで大丈夫?ってなっちゃうと思う。みんな騙されないで、あいつほんとにやべえやつだから(そろそろ怒られるよ)

あと、ふみやも舞台ではより「ピュア」さが強調されていた気がして、天彦から逃げろー!!って何回も言いたくなっちゃった。いや、原作のふみやもそりゃピュアな存在ではあるのだけど、なんつーかあっちは悪事の「実績」を感じるからね。

最後に、だいすきすぎたところメモ!

  • ふみやのビジュアル、座長としての存在感
  • 天彦の声
  • 「寝てんじゃね」の猿の言い方…なんかツボだ…
  • 「ほーし!ほーし!」がめっちゃ運動会のオーエスオーエスっぽい依央利
  • テラくんが鏡くるって回してふみやに見せるとこ
  • ティッシュ箱で自死を試みる大瀬(それは無理なやつ)
  • 「お世話になりました」「お世話しましたー!」
  • 「いお!どっから来た!」「下手(しもて)!」
  • テラくん(オバケ)をクッションでガードしようとする猿(こわいの苦手)
  • 幼なじみのニコイチ感(お辞儀も同時…)
  • トリケラトプス拳
  • 言い合いしながらお玉を取り合う不仲「こっち奴隷だよ!?」「クソ吉なんで…」
  • 大瀬くんと理解お兄さんのファンサ合戦(被弾した、生きててよかった)

ファンサのことはめっちゃ嬉しかったので書かせてください!
2回目観に行ったときに一番ステージ近い席だったんですけど、それでも一階席の下手側、客席どまんなかより一列前寄り、くらいでした。まあ天彦さんあたりに運がよければおこぼれいただけるかなーくらいの位置。ましてや推しは大瀬くんだから、キャラ的にファンサとかありえない。

それがカーテンコールのラスト、初日どおりそそくさと帰ろうとした彼を隣の理解くんが呼び止めて。なんだろう?って思ってみてたら、理解くんがまっすぐ私の方を手で指し示し、顔を上げた大瀬くんがこちらに向かってぺこりとお辞儀をしてくれました。……ハ?

手元を見たら水色が光っている。周りを見渡したけど、ほかに水色を出している人はいない。(拍手のため下げている方が多いタイミングだった)
動悸が激しくなりすぎてどうにかなるかと思った!ファンサの望めない推しにお兄様と連携プレイでお辞儀いただけることとか、ある!?あった!!どうしよう!!めちゃくちゃ嬉しかったです。

お二人のカテコのようすは千秋楽の配信にも映っていたので、円盤にも入るかなと期待しているのですが……
その日のわたしは、二階席から同じ爆撃を一階の方が受けてらっしゃるのを微笑ましく眺めていたのですが、さすが千秋楽、なんとそれでは終わらず。ぺこ、とお辞儀をした大瀬くんが、そのあと「あ」と気づいたような素振りで客席を指し示し、今度は理解お兄さんにファンサを促す、というところまでやってのけておりました。

キャラクターを崩さないままお客さんを一突きにするその手腕がプロだなぁ。本当にありがとうございました!

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2期も始まりましたね うれしい

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