千葉雄大さんが出ていたドラマを観ました。
テレビ東京開局55周年記念ドラマの『最後のオンナ』です。
見逃しはひかりTVや各種オンデマンドサービスから。
今どき珍しいんじゃない?というくらい正統派のホームコメディ、ホームドラマ。
でもとっても面白かったです。
いわゆる「オチのある」ストーリーでもあるんだけど、だからと言って後味が悪くないのもまた良かった。
千葉さんはスナックの従業員、森山賢太役での出演でしたが、意外な見どころもあって最後まで楽しめました。
ちょろっと感想書きます。
正統派ホームコメディが面白い
主演は藤山直美さん。
スナック『ビーナス』のママ山田美奈子役。通称ミナちゃん。
そんな彼女に御年70歳、岸部一徳さんが演じる、老舗煎餅屋の社長・皆川雄一郎が恋をする。通称、雄ちゃん。
でも二人の恋は前途多難。
というのも、社長の娘である小百合(深津絵里)が猛反対するから。入り婿である夫の大介(香川照之)も巻き込んで、あれやこれやの大騒ぎ。
ザ・大阪のおばちゃんでありつつ、きっちり抜け目ない藤山さんの演技の味が好きでした。
岸部さんの「外面のいい社長」「昭和の関白亭主」「もうろくじいさん」を器用に行き来する感じもリアルですごいなあと。
小百合と大介の夫婦もめっちゃ良かったです。最初の距離感と、最後、スナックでのお別れパーティーのときの温度の差!
こういうのが見たくて、みんなドラマとか映画とかを見るんだな。
最後に予想外の展開が待っている、だけど
けっして大げさすぎない、家族とか、スナックに集う人々の、温かさ、冷たさ、近いけど近づきすぎない距離感。
それが真摯に描かれていて、セリフとか展開に「そうだな」ってしみじみ感じ入るからこそ、ラストしだいでけっこうぶち壊しになっちゃう危険性をはらむストーリーだったと思うんです。
でも、バランスがめっちゃ良かった。
「え!」って驚きありつつ、でも裏切られた感じはしなくて、憎めないな、ほっこりするな、やっぱり嘘じゃなかったな、っていうような。
千葉くんきっかけで、素敵なドラマにまたひとつ出会えて、良かったです。
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ところで、ラストの二人は本物の親子なんでしょうか?
とっさに調子を合わせた、のほうかなとなんとなく思いました。
贔屓目はありつつ、でもとても魅力的なバディでした。
オチを知った状態で、また別の街で活躍する二人に会いたくなりました!
(↓千葉くんのブログとか座談会とか、ドラマを見てから読むとまた味わい深いですね。)
香川さんに「『僕は平成生まれで』って言わないと!」ってツッコまれてるのが面白かった。
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