メトロンズ第9回公演『No Sing, No End!』が最高だった日記です。

メトロンズは第5回公演から劇場で観ています。お笑いのステージからちょっと離れていたわたしをあの時引き戻してくれた友人には感謝である。といってもメトロンズは演劇ユニットなのでお笑いとはまた違いますが、いずれにせよきっかけがあって、そして続けてきてよかったな、という話。
第5回〜8回公演もよかった。それぞれのよさがあった。とくに第6回『寝てるやつがいる』は、わたしの田所仁への思い入れも相まって、本当によかった。まだ抱きしめていたい舞台である。
そのうえで、『No Sing, No End!』は最高でした。
メトロンズが面白いのは人間の描き方。「こんな人いるよな」を、とことんまで精密に描写する観察力と表現力。笑いを巧みに用いた緩急。そして、演者6人の圧倒的なチームパフォーマンス力。安定感が半端ない。
今回、その職人芸に加わったのはポップさだと思う。キャラクターが全員、悪いところと良いところをたくさん持ってて、愛せる取っ掛かりになっていた。全員で一つのゴールを目指すというストーリーのゴールが明確だった。ニヤリとしてしまう伏線があった。最後には、わけのわからない爆発力があった。
客演が加わることで、また六分の一の関町さんがいないことでどうなるのかと思ったが、客演の川上友里さん、福井夏さんお二人ともそれぞれに素晴らしかった。めちゃくちゃ素敵なキャラクターとお芝居だった。メトロンズに混ざってくださってありがとうございます。関町さんがいなくてもさみしくなかったよ!
公演は28日までとのことで、まだまだこの作品を見られる人が増えるのが嬉しい。次回作も楽しみ。またメトロンズの関町さんに会える日も楽しみです。
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