おっさんずラブ展~in the sky~(東京会場)

展示・展覧会
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2019年11~12月に放送されたドラマ「おっさんずラブin the sky」の展覧会に行ってきました。

おっさんずラブin the skyとは、人気シリーズおっさんずラブのシーズン2。
とあるLCCを舞台にした、おっさんたちの青春群像劇です。
田中圭、吉田鋼太郎、千葉雄大、戸次重幸の四人がそれぞれCA、パイロット、コーパイ、整備士として愛に恋に仕事に奮闘するわけですが(主に恋)、これがはちゃめちゃに面白くて毎週ワクワクしどおしで、ものすごくハマりました。

↓でも最終回はすげーびっくりした

おっさんずラブin the skyの話をしてもいいですか|かがり
ふだんドラマをあまり見ることがない。 よっぽどの推しが出ているか、めちゃくちゃ原作が好きか。 それでも録画を再生できずに...

ハマりすぎてドラマの展覧会に行ったのなんて生まれて初めてです。
というわけで、せっかくなので、どんな展覧会だったか軽くレポートします。

展覧会は今後も続きますので(福岡、名古屋、大阪を予定)、新鮮な感情を楽しみたい方は適宜ご自衛ください。

期間ごとに展示が変わる脚本家さんのメモ(通称とくおメモ)についても、東京会場の1期~4期すべてを見られましたので、感想など書きます。
(※2/9に4期分の感想追記しました)

それではどうぞ~

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展示はおおまかにわけて4ブロック

会場(東京)はそれほど広くありませんが、展示はだいたい4ブロックにわかれていました。
列は作らず自由に見てね、ということでしたが、時間帯によってはけっこう列が。

見どころ、面白かったものの感想を軽く書いていきます。

各話紹介&タイトル展示

入ってすぐのブロックは、各話の紹介パネルと、各話タイトルロゴ?モチーフ?の展示でした。
インスカは毎回タイトルの出し方が凝ってたんですよ~。
ガラス窓に貼り付けてあったり、クリスマスツリーの飾りだったり。

各話タイトル、3話の『ENDLESS RAIN』と7話の『そして誰もいなくなった』がとくに臨場感たっぷりでおもしろかったです。
しかし両方とも泣いてしまうタイトルだな……

そのほかキャラクター紹介の展示などもあり、公式ホームページに載っているものではあるのですが、あらためて読み直してみると新たな発見も多々。
わたしが好きなのはアリスの紹介文だなー。ギャル時代からのアリスの軌跡を少女マンガで読みたい(笑)

シノメシ&社員寮再現スペース

社員寮の共用スペースを再現してあるエリアでは、シノメシの展示や、その他小物の展示などがありました。
成瀬くんがいつも持ってる古墳の本は、展示もしてあったし、物販でも売ってた(笑)
成瀬モンペとして買うべきか否か迷うところだな……なんでエアラインのドラマ見て古墳の本買ってんだろって絶対なるけど……

シノメシのメニューがどうしてあのラインナップになったのかが垣間見られる展示があったのですが、こんなにしっかり考えられているからこそ、撮影もうまくいくしドラマのリアリティも増すんだなあ、と制作過程を興味深く感じました。

シノさんの地元情報もちらりと。
ドラマ中で出身高校を日帰りで訪問しているから、推測できる範囲内ではありますが。
(ロケ地は木更津なんですね。羽田に離着陸する飛行機が木更津上空を通るルートがある……と聞くと、採用したくなる線)

あとは古墳チケットとか「ぶーん」してた飛行機模型とかな~~~~
チケットのぐしゃぐしゃ具合に思いを馳せると泣いてしまうので薄目で(笑)

オフィス再現スペース&衣装展示

オフィス再現スペースでは、天空ピーチエアラインの所在地が大田区になっていたので、やっぱ羽田だったんだなーと思いました。
モデルとなったピーチの拠点は成田ですが、羽田のほうがデートスポットに恵まれてそうだしね!(恋愛ドラマだし~)

オフィス内に掲示してあった「お客様の声」なんかもそのまま展示してあったんですが、なんだろう……めっちゃ「お客様の声」のリアリティがすごい……
テレビ局って「お客様の声」がたくさん届くでしょうから、サンプルには事欠かないんでしょうね(笑)そんなところに着目してしまった。

あと、小学生のお仕事体験感想の模造紙も、リアリティすごいよね。
かなり忠実に小学4年生だと思う。貼ってある写真だけプロ感あるけど(笑)

衣装展示のコーナーでは、等身大の彼らもさることながら、オープニングで出てくる役名の文字(と言って伝わるのか?)がそのまま展示してあったのが、めっちゃ可愛くって画面から飛び出てきた感じで、大好きでした!
各話タイトルと同じく、CGじゃなくて、ちゃんと物で作ってたんだな……

そして4人とも大きい。170cm越えはなんつーかでかい。
あ、これ、着てたんだ……と思うと、ひゃーって声が出そうになった。

小物展示&制作メモ

最後のゾーンはどどどっと小物展示、そして脚本家さんの蔵出しメモなど。
展示は基本触るのNGなんですが、ここだけは「春田がラーメンをすするパラパラ漫画」を触って楽しめます(笑)

ゆく年くる年SPのほうの古墳チケットはこちらに展示されてます。
友達と談義した結果、成瀬くんとシノさんは車を借りてシノさんの運転でイベントに行ったに違いない、という結論に達しました。
午前3時にイベント終わったら路頭に迷っちゃうよ……寒い……

オープニングの絵コンテもありました。
あのオープニング、全員満面の笑みでハグし合っているのが印象的なんですが、絵コンテでは成瀬くんだけ真顔。
最初のキャラクター設定はそっちだったもんな~なんてことを思いました。初回と最終回で顔が違うというか人が違う……なのに同じ成瀬くん……すごい。

とくおメモ①

東京会場に2019年12月に展示されていた脚本家さんのメモについて。
印象的だったポイントがいくつかありました。

〇 シノさんとヒナちゃんの絡みがもっと多めだった?

ざっと読んだ印象ですけど、春田への気持ちの整理をつけるために、シノさんがヒナちゃんへ助けを求めるシーンがもっと多かったんだな、と思いました。
そもそも、シノさんの恋心にヒナが気づくのは、3話エンドレスレインのハグを目撃した後にまるで溢れるように心情を吐露する、というあれでしたけど、「頼まれ事をしたヒナがシノさんの部屋に立ち入りそこで大量のデッサンに気づく」という案があったのがけっこう衝撃。そのシーンの是非は置いておいて、シノさんの部屋も見たかったな~~

また、春田とヒナは(武蔵目線かもしれないけど)、もっと結婚前提の付き合いだったのかなあと思いました。
ドラマの中では友達以上恋人未満、だけど雰囲気にのまれてキスはしちゃえるくらいいい感じ、でしたよね。
ここも世界線が違えば十分ありえた恋だったよな……っていうのは、5話のヒナちゃんを思い出すたび切なくなりますね……(「おっさんず」ラブ、であるかぎり女の子の恋心が実る可能性は限りなくゼロに近いのだ、無念)

〇 獅子丸の活躍シーンがもっと多かった?

7~8話にかけて、ラストの黒澤杯(相撲大会)に当たるイベントを獅子丸がお膳立てするなど、獅子丸の活躍シーンがもっと盛り込まれる予定だったんだろうなあ……ということは思いました。
獅子丸めっちゃいいキャラだったので、見せ場が減ったのはとても残念なのですが、どうして減っちゃったのかなって考えると、ラストにかけて武蔵の比重を増やすためかな?となんとなく。

役者さんたちもドラマが終わったあとに、「予想以上に(春田が成瀬を)好きになってしまった」と語っていたりするのですが、6~7話くらいまで丁寧に「春田と武蔵」の場面は盛り込まれているものの、やっぱり圧倒的に「春田と成瀬」が強いんですよね。
そこを打ち消して、武蔵に説得力を持たせるためにカットされちゃったのが、獅子丸様とあと一部シノさんかな~と思いました。

相撲大会での「お前ら何歳だよ~」「30歳です!」「35歳です!」「41歳です!」「みんなオッサンじゃねえか!」の名(?)ゼリフですが、その「お前ら何歳だよ」をシノさんが言うって案もあったようです。
寮を飛び出して魁・黒澤塾で揉まれ、寮に戻ってきたときに春田と成瀬に泣きつかれて言うセリフ。
その絵柄は容易に想像できるけど、どっちのほうがシノさんぽいかなあ。そっちも見てみたかった気もするな。

○ 春田と成瀬はもっとあっさりした関係だった?

全体的に、春田は成瀬に恋をするんだけど、もうちょいあっさり旋回していく脚本だったんじゃないかなという印象を受けました。
春田から成瀬の告白は「なんかほっとけない」っていうセリフだったけれど、その「ほっとけない」感情というのも、もっとオカン心に立脚してるというか……

成瀬の振り方も「俺はシノさんのことが好きなのであなたの気持ちには応えられません」っていう……おお……

でも、台本に沿って演技をしていくなかで、春田は成瀬にもっと恋をしてしまったし、そういう気持ちへの返事として、成瀬は「春田さんから教わったのは、他の人への気持ちを引き合いに出すようなそんなやり方じゃない」ってなってったんじゃないかな。
8話の橋でのシーン、まだあんまり見返せてないけど、ほんとに名シーンでした。あそこが春田のクランクアップで嬉しかったな。

○ 武蔵、花占いに精を出しすぎてブリーフィングに遅刻

あとはシンプルに面白くて覚えてるものをいくつか書き出してみます。
花占いしすぎて遅刻する武蔵はめっちゃ笑った。でも何となくスカイの武蔵っぽくはないのでボツ納得。(スカイは春田も武蔵も、なんだろう、とてもしっかりしている……)

アリスがミッチーに恋する案は、ゆくくるSPを見てると「ないわー」なんですけど、ちょっとどんな心境でそうなるのか考えてみたい気はする(笑)
根古さんがキャプテン周りの恋愛に絡む案は、それそうなったらいよいよ52話必要ですね。(きっと恋愛ではないけど、キャプテン引退時の根古さんの涙に熱い気持ちが溢れていたのは、意外に思いつつもとても素敵だったな~)

とくおメモ②

続いて、東京会場に2020年1月前半に展示してあったメモの内容も少し。
半分くらいは12月の展示と共通だったと思います。

新たな内容として大部分が割かれていたのが、7話で行われるはずだったミニ劇の台本。
お客様感謝デーの企画として、獅子丸主導で、春田を主役に据えた桃太郎の劇をやる案があったそうです(しかも台本まで作られるほどけっこう本格的に)。

この寸劇の中で、武蔵(鬼役)から春田(桃太郎役)に向けて、まさかの「桃太郎が好きだー!」と告白するシーンがあったんですよね。
武蔵は代役として劇に参加したため台本をきちんと覚えておらず、獅子丸カンペを無視してのアドリブ、という設定で。

……この流れがあったら、春田の恋心を応援していた人も、シノさんの幸せを願っていた人も、なんとなく武蔵のほうに行くのかもしれない、と7話の時点でもっと心構えができていたような気がするぞ。

その大事な寸劇がなくなってしまったのは、7話のほかのシーンが優先されたからなわけですけど。どのシーンだと思います?
やっぱ成瀬を公園から連れ帰るところなのかなあ。

なんか書いてて思い出したんですけど、わたし自身は7話が終わった時点では「けっこう武蔵あるよな」と思ってたんですよね。ファイナルアプローチのシーンと、不審者侵入時の春田のリアクションとの二段階で。

じゃあなんで最終回で上空に取り残されちゃったかっていうと、8話の前半が、春田と武蔵の関係が深められることに使われず、春田と成瀬の関係性に一応の決着を付けさせることに割かれちゃったから。

脚本メモを読んだ印象だと、春田と成瀬は7話までで決着を見ている感じだったから、そこが(脚本の想定を超えて)8話の前半まで食い込んでしまった、というのが理由なんだろな。
8話じゃ足りない、というのは個人的にあまり言いたくないことではあるんだけど(決められた尺で収めるのがプロの力量だと思うし)、結局8話じゃ足りなかった、って結論なのかな……

なんか、ドラマってこういう感じなの?というのが個人的にびっくりしたところでもあって。
ほんと、撮って出しみたいな感じで、撮りながら放送していくんですね。
12月前半まで撮影してたもんね。「この時点でまだ最終話撮ってないのか……決まってないのか……」ってすごい不思議な気分だった。
実際、7話を撮ってた時点で8話の本稿が上がってない、みたいな話もありました。

なんか、ドラマというよりお芝居みたいだなと思いました。
演技に熱が入ったりアドリブが増えたりして、公演時間がどんどん伸びていくじゃないですか、お芝居って。
そういう「ライブ感」みたいなものを、ドラマの中にすごく感じてしまったから、こんなにも好きになっちゃったような気もします。わたし、根がライブジャンキーなので(笑)

とくおメモ③(1/28追記)

東京会場、2020年1月後半に展示されていたメモもなんとか見に行くことができました!
わたしの主観が込み込みですが、気になったところを書いてみます。

○ #3 ENDLESS RAIN

第三話というまだ序盤の展開で「どうしたら春田が成瀬を雨の中追いかけるほどの心情になるか?」という案が書かれてました。
一つは、空港に尋ねてきた女性を恋愛がらみのゴタゴタだと誤解したことへの謝罪。「誤解したあげく言い過ぎてごめん。そんな事情があったなんて知らなかったんだ」という気持ちで、こちらはドラマでも採用されてました。

もう一つは「石垣フライトが成瀬の試験飛行を兼ねていた」という案。つまり、家族が危篤という大変な状況にも関わらず、きちんと大事な飛行をやり遂げた成瀬への、尊敬とねぎらいの気持ち。こっちはボツになったんですね。

また、この状況を目撃してしまったシノさんの心情として「春田のことを我慢しているうちに成瀬に取られた思い」というメモもありました。
これも放送では、別に成瀬だからどうこう、という感じではなかったな。
そもそもシノさん、抱きしめてる相手が成瀬だってちゃんと気づいてたのかなあ。

○ #4 嫌いになれない私たち

まずは第一回黒澤杯である卓球大会について。
ミッチーが卓球グッズで遊び始めた流れから卓球大会につながる、という構想もあったよう。実際は、ミッチーはシノさんへの誕生日プレゼント(巨大クマのぬいぐるみ)を取りに帰っていて不在。あの大告白大会に彼が参戦してたら、キャプテンと抗争が始まりさらにカオスだったろうな(笑)
あと「シノさんが春田→成瀬の恋心に気づく」というメモも(再び)あったけれど、ドラマのシノさんはたぶん7話まで気づいてなかったと思います。

初号機ラストフライトのエピソードについても少々ありました。
ここで成瀬とシノさんの仲を深め、かつそこに入れない春田、という構図を作る計画は当初からあったよう。
「飛ばさなきゃいけない理由」があり「四宮がプレッシャー」を感じ「成瀬がそれを助ける」、という流れ。これが膨らんで「シノさんが世話になった初号機のラストフライト」という話に決着したんですね。

あと、おそらくこの4話だと思うのですが、キャプテンから春田に「緋夏を大事にしてやってくれ」というセリフがあり、しかもそれに春田が「はい」と返事をしているのにちょっとびっくりしました。
実際の放送では、キャプテンが「緋夏のことも応援してやりたいから諦める」と自己完結していて、さらに「いつものキャプテンに戻るから、もう少し時間をくれ」と……。こういう切ない場面に落ち着いてよかったです。

○ #6 俺とお前の7日間

お試しカードについては、徳尾さんのコメントとして「四宮はアナログなくせに(カードの項目を)エクセルとかにまとめていてもいいと思う」みたいなことが書いてあって、シノさんそういうとこー!ってなりました。

カードの案には「キス」ありましたね。でも、手書きでカッコがつけられてて、代わりに「手をつなぐ」が追記されてた。キスじゃないな、ってなったんだな。あーもう……

「back number縛りカラオケ」「映画鑑賞(四宮はMAD MAXとか好き)」というやつには、ほんとシノさんキャラ設定しっかりしてんなー!ってうらやましくなりました。
いや、成瀬くんもしっかりしてるんですけど、古墳とかグラタンとかいろいろあるんですけど、なんかちょっととっつきづらいというかどう膨らませたらいいかわかんないというか、っていうか成瀬くんマジで偏ってるくせに全部盛りだからどうかしてるんすよ、もう!誕生日もわかんないし!……あー話がずれました。

7日間に対する成瀬くんの心境、ですね。「四宮さんは取られたし、春田さんは流されすぎ」だそうです。……そうだね、そうだよね。だから火鍋屋で「全力で別れさせるという利害の一致」に至ったそうです。……そうだね、そうですよね…………

(ここんとこの、成瀬くんの心情の移り変わり的なもの(どうして最初はシノさんの恋を応援してたのに、7日間のこと聞いたらあんなにスネたの?)みたいなのは、改めていちから考えてみたらそうだよなーって自分なりの結論には達したんですけど、書くと長くなりすぎるので改めたい)

整備倉庫でシノさんが成瀬に「俺、春田とお試しすることになったから」と明るく宣言するシーン(「かっこつけ病とか言われたくないからな」)、そして火鍋屋での「You have?」「I have.」の印象的なやり取りは、どちらも貴島Pの案とのこと。

そしてお試しは5日目、バッティングセンターへ。ここで重要な「確信」が二つあって、一つは春田が「成瀬→四宮」の思いに気づく、そしてもう一つは、シノさんが「春田に振られること」に気づく、というものです。

へーそうなんだ、と思いながら6話を見返したら、ちゃんと描かれてるんですよね。
キャプテンに「緋夏と駄目になったのはそういう(シノさんと付き合う)ことか」と尋ねられ、「それは本当に違います」と強く否定する春田です。
つまり、「シノさんが理由ではない」=「シノさんを恋愛として好きなわけではない」がはっきりするし、そのことにシノさん自身が気づいた、ということに成瀬も気づく。
しかも、「成瀬が気づいた」=「成瀬はシノさんしか見ていない」ということに春田がさらに気づく。

……文章で書くとめっちゃわかりにくい(笑)でも、そうだと思うんですよ。
そうやって、三つ巴が「自分の好きな人が自分を見ていないこと」に気づきまくりどうしようもなくなる中で、立ち上がる四番バッター黒澤ですよ。「引退しろー!」と自らにヤジを飛ばしながら、迎え撃つ。あーもう。ぜんぶ、結末そのものじゃん!

そのあと、7話の春田は、恋に仕事にいっぱいいっぱいになり、仕事でとんでもないミスをしたあげく風邪で倒れてキャプテンに説教されます。
ここのメモはちょっと面白かったな。キャプテンから見た春田のいいところと悪いところが書いてあったんですけど、いいところ「まっすぐ、かわいい、良い体」。……良い体(笑)
悪いところは「八方美人、デリカシーがない、流されやすい」など。同時にメモ見てた方が「この欠点見てると『春田、ないわー』しかないわ」って言ってて「それな……」ってなった(笑)

獅子丸の正体についても色々案があったようです。
過去に事件を起こしたとか、根古さんと烏丸さんは何か知ってるとか。

一つ気になるメモがあったんですよね。
「僕はいいけど、緋夏や四宮のことをどう思ってるんだ(誠意がない、嫌われるのがこわいんだろうetc)」←流れ的に、獅子丸から春田への説教だと思ったんだけど、武蔵から春田っぽくもあるし、どうなんだろうって。
個人的にはスカイの春田はしんどすぎるので、怜二が友達になってくれてほんとによかったなって思ってます。

あと、今回が初出じゃないけど「緋夏の新しい恋」「獅子丸に恋をするとか」みたいなのはちょこちょこ散見しました。怜二とミッチーの絡みとかも見てみたいよね。本編であんまり接点なかった人たちもどんどん出会わせてみたくなる、やっぱり素敵なドラマだな。

とくおメモ④(2/9追記)

新規の脚本メモは7話と8話に関するものでした。
主観ましましの感想かきます。

◯ 成瀬が春田に恋?

11/2のメモに「成瀬が春田を好きになる」構想があったことが書かれていました。
時系列的には7話で、たぶん8話の頭で振られるプランだったと思います。

「春田がいい人だと気づき」「優しいところに惹かれていく」。でも、春田は「俺のことを都合よく扱うな」「本気じゃないキスはいらない」と、大人として断った、と。

……この展開だったら、最終回終わった今感じる二人の関係性のエモさみたいなのは生まれなかったろうなー!

というか、成瀬が春田を好きになるとしたら、そんな「都合良く扱う」とか「本気じゃないけど」みたいなのは(7〜8話時点の成瀬では)ありえないはずなので、思いっきりすれ違っちゃってるじゃん?それで本編終わっちゃうならSPで春田と成瀬の話やらなきゃになってたんじゃない?と個人的には思いました。

実際には、「本気で春田さんのことを考えたから」「都合よく扱うなんてことができなくて」、成瀬が春田を振ったわけなので(脚本的にはあの時点では春田は成瀬をふっきったことになっていたのかもしれないがわたしはコンビニに誘われた時点で春田は2パーセントに賭けていたと思っています)、11/2(初回放送日!)時点での最終話構想と、春田成瀬に関しては、正反対の結末を迎えることになったんだなあ。へー……

ちなみに、同じメモ書きに書いてあった図解から、8話では、成瀬、四宮、獅子丸エンドの線を次々に切っていって、春田が一人でラストを迎えるかと思いきや、武蔵と一緒になる、という最終話にする案があったのかな、と思いました。

というか現実にそんな感じでしたね。
ラスト5分まで武蔵の線が見えなくて、ほんとにどうやって終わらすのかと思いながら見てました。

◯ 成瀬と四宮

相撲大会に向かう直前、シノさんと成瀬が川沿いを一緒に帰るシーンも、ちょっとテイストが違ったようです。
シノさんが寮を出ていったことを成瀬が責めるのは同じですが「なんだお前、俺のメシが恋しくなったか」「前は毎日グラタン食ってただろ」「可愛いな」。

「春田さんも俺のグラタン食うし」のセリフはほんとにかわいいから足されてよかったなあ……次の「春田とうまくいってるのか」にもうまくつながるし。

でも、春田との仲を問われた成瀬の「つーか、それで(二人の仲を勘違いして)逃げたのかよ」という消された台詞があったのですが、たしかにこれは無くなってよかったな……

このシーンは武蔵のラストフライト前日です。しかし元気が出ない成瀬のことを「自信満々のほうがお前らしい」とシノさんが励ましたり、寮と反対方向に向かう姿に「まだ帰ってこないのかよ」と見送るのは成瀬のほうだったりなど、どっちかというと「四宮優位」の関係性が見て取れました。SPまで通した本編とは正反対。

春田&成瀬も、成瀬&四宮も、メモから読み取れる範囲の当初の構想とは関係性が逆っぽくなってるのって、けっこう印象的です。

◯ 春田への気持ちがわからない武蔵

11/9?11?そこらへんの日付の打ち合わせメモでは、8話の春田と武蔵の関係性に焦点が。

春田から武蔵に対する感情が「好きとか嫌いとかを超越したもの」というのは現実ラストと共通なんですが、武蔵から春田への気持ちが「気持ちに整理がついていない」と書かれていたのにびっくり。

えーあんなに武蔵の愛で全てを包み込むラストだったのに?
ギリギリまで全然ちがう風景だったんだ……

獅子丸が「中途半端な気持ちじゃキャプテンを傷つけるだけだよ」とここにきて春田をけしかけたりするのも、あの大人な武蔵とイメージがずれます。
あらためて、放送しながら撮影しながら脚本練り上げながら、の怒涛の二ヶ月だったんですね。

ところで、武蔵がパイロットを辞める理由について「病気だったらどうしよう」と春田がめっちゃ心配する、みたいなメモがありました。たぶん感情がカオスになりすぎるから無しになったのかな。
烏丸ディスパッチによる「有給消化」という太字のメモがあったのも目に留まりましたが(笑)有給?なんだったんだあれは。
辞めると思ったけど顧問として残る、的なところに回収されたのかなあ。謎です。

キャプテンが辞めないくだりって、なぜ8話に入れ込まれたのかが(獅子丸の見せ場を作る以外の意図がもしあるとしたら)気になるところなんですよね。

◯ 番外 ミッチーとひなちゃん

シノさんが黒澤塾に入門してる最中、ミッチーがひなちゃんとの仲を心配して自席のシノさんに話しかけるシーンがあったじゃないですか。
あそこのやり取り案に「この日は(デートだから?)無理です!」「お前これ大阪の勤務表だぞ」みたいなことが書いてあったのには和みました。
ほかのメモがシビアな感情のあれだったから余計に(笑)
SPでちゃんとクリスマスデートさせることになったから、ちょっと内容が変わったのかなと思ってます。

……というわけで、東京で展示されたメモは全部見られました!
六本木に通いすぎて家族に不審がられましたが後悔はしていない。

個人的な備忘録として記憶のかぎり書かせていただきましたが、最初はあんな形式のメモをどうやって頭に留めればよいかさっぱりだったし、視点も偏りまくりなので、地方展に行けそうな方はぜひ、ご自身の目でたしかめてほしいです。

ほかの視点の感想も、たくさん読んでみたいなと思ってます。

写真撮影コーナーと物販もあります

ファン感謝デーで使われていた顔はめパネルは撮影可能でした!

てんぴち顔はめパネル

物販では、展覧会限定グッズ以外に、もともと発売されていたドラマグッズも置いてあります。

日によって売り切れなどもありましたが、成瀬バッジを手に入れられたので満足です。
アクスタとラバキーは運試しで一つずつ買いました。成瀬くん出なかったけど、いいんだ……!みんな好きだから……!

補足情報

チケットの話。
お友達と一緒に行くことにしていたので、前売り券を買いました。
11~18時の開館時間が一時間ずつ区切られており、都合の良い時間のチケットを買います。

指定時間の20分前から並べますが、指定時間にならないと入場できません。
指定時間の開始直後は混むと聞いたので、中途半端な時間に入場したら、空いててゆっくり見られました。

別日に当日券でも行きましたが、当日券は販売さえしていれば、買ってすぐ入場できます。
混んでる日もあれば空いてる日もありました。開催期間後半のほうがゆったり見れる日が多かったかなー。

前売りでも当日券でも、入場するとステッカーが一枚もらえます。
サイズは小さめ。ついつい集めたくなりますね……

ステッカー「俺じゃダメか」

4回行って、2話『空港の中心で愛を叫ぶ』、4話『嫌いになれない私たち』、5話『俺じゃダメか』、8話『天空のメリークリスマス』でした。
かぶらなかったのは嬉しいけど、エンドレスレインが欲しかったよ~~

展覧会、とても楽しかったです。
展示がおもしろいという以上に、ここにいる人みんなこのドラマが好きなんだなあ……ってことに本当に嬉しくなってしまいました。

ドラマって基本、家で一人で見るじゃないですか。
だから「ほかのファンいた!」という感動を、まるでライブ会場に来たときみたいにリアルに感じられて、それもあって行ってよかったなって思いました。(すぐにライブに例えるオタク)

今後は、公式ブックが発売されたり、シナリオブック、DVD&Blu-rayの発売も決まっていたりと、いろいろ楽しみなことは待っているので、それを糧に生きていこうな~と思ってます。
ほんとはシーズン1みたいに映画やってくれて、映画館に通いつめるの楽しみにしてたけどさ。まあ、それはそれとしてさ。

個々の役者さん、脚本家さん、プロデューサーさんたちをしっかり応援して、いつかまた集える日がくるように、その日を楽しみにしてたいなと思います。
最近そんなことばっかりだけど。
人生きっとそんなことばっかりですね。悪くない。

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