初めてINIの単独公演に行った。今年はINIに出会うための年だったんだな、と思った。

ドームってすごい広いんだけど、あんまり広くなくて、だってここにいる全員は同じものが好きで同じものをみにきているのだ。目的を共にし、感情をわかちあっている。景色の隅から隅までそうだったから自分たちがまるで一つのまんまるな球体かのようだった。
INIの11人もすぐそこにいて、すぐそこといっても双眼鏡がなければどんな表情をしているのか判然としないほどの距離はあったけれど、きらきらと輝いていた。そのことは分厚いレンズや大きなスクリーンを通さなくてもよくわかった。フェンファンくんが「みんなのおかげで僕たちが光になれている」というようなことを話してくれて、光が、我々に語りかけている、と思った。わたしたちは光とも、言葉と歌と、そして感情を通してつながることができるんだ。
大好きな曲をたくさんやってくれて、初めて聴く曲もあって、もちろんほぼ全てがカメラを通さないこの目で初めて見るステージで、息をのんだり息が詰まったりした。笑ったり泣いたりもした。ここに来られてよかった、と思った。「ここにいる全員が幸せを感じているものすごい空間」だ、みたいなことを柾哉くんが言っていた。一員であることが誇らしかった。

今年好きになってからINIの動画を古いほうから順にみていく、ということをやっていて、どの曲もほんとにいいなと思うんだけど、初期はやはり得手不得手やデビュー前の経験値からいろいろなパート分けが偏っている、ということがあった。もちろん全然悪くないし、必要なことだ。でも東京ドームのステージをみていて、ひとりひとりのパートや見せ場がこんなに増えてセンターも務めて、というところになんだかとてもぐっときてしまって、わたしがこうだからきっと当人やファンの方の思いはどれほどだろう。ずっと、メンバーがたくさんいるグループというのを苦手だと思って遠巻きにしてきた。自分には覚えきれない、愛しきれない人たちだ、と思っていた。INIは「たくさんいるとうれしい!」という感情を教えてくれた。右を見ても左を見ても、前も後ろも、歌っている人も踊っている人も誰かの隣にいる人も、みんなに等しく、いとおしいという感情がわいてくる。どこを見ても好きしかない。たくさんいればいるほどうれしい。だけど、きっと11人がちょうどいい。
みんなのことが等しく大好きだけれど、少しだけ特別な感情もある。日プ2(2026年初見)でINIのことを知り、というより思い出し(過去に合同ライブで一度見たことがあったのだ!わたしをあの時に帰してほしい)、なにかが心に掛かっていろんな動画を見るうちに11人のことがどんどん好きになっていった。そしてよくわからないうちに田島くんのことが特別気にかかるな、と思うようになった。3月にドーム公演の映画が公開されたときはムビチケをまず将吾くんの絵柄で買った。合計4枚買ったのだけど、あとは匠海くん、柾哉くん、威尊くん。たくみくんは将吾くんを除くと一番なんともいえない気持ちを持っているからで、まさやくんは尊敬と感謝が一番深くて、たけるくんは2nd写真集での将吾くんとのツーショが好きすぎるので。そんなわけで東京ドームには「たじMINI」の自覚を持ちながら赴いたのだが、ほんとに会えるのか半信半疑な気持ちもあった。半年前に腰の怪我でお休みし始めてから今日まで、ステージに彼の姿はなかった。そうはいっても、パフォーマンス以外の部分は見ることができたし、個別に購読しているコミューンでもメッセージをたくさん届けてくれたし、さびしいとかつらいとかそこまで思わされることはなくありがたいことだったなと思うけど、「ただいま!」の声が震えるほど嬉しくて、泣いた。彼がいなかったら11人のINIが見られなかった。そのことを考えると、これはとても個人的な感情なのだけれど、ぞっとする。わたしは大好きなアイドルグループの完全体の姿を一度も現場で見ることがないまま、永遠に、絶対に全員揃うところを見ることがかなわなくなってしまったことがある。だから、変化を悪だと思わないし、どうしようもないことだって人生にはたくさんたくさんあるけれど、INIが好きだ、と思って初めて見られた彼らが11人だったことを抱きしめて、大切にしていきたい、と思う。
どうやら東京ドームの初日公演は音響が悪かったようで、たしかに音がくぐもったり聞こえづらかったり途切れたりというのが何度もあった。でも、ぜんぜん気にならなかったな。ライブが最高だったから。ライブが最高、というのは、とにかく最高なのだ。それが一番。ライブが最高のアイドルを、リアルタイムでこの目で耳で身体で応援できるだなんて、この世にこれ以上の幸せってそうはない。その多幸感を全身で受け止めた。

メンバー一人一人について書こうかなと思うときに、どの順番にするべきかまだ定まっていないから、歳の順で行く(その順しか覚えてないというのもある)(コールの順番むずかしい、次回までに極める)
西くんは存在とか顔とかダンスとか、いろんなところがセクシーな人だ、って思った。ずっと思っていたことだけど、画面にいろんな表情がうつるたび新鮮にそう感じた。まだまだ表現者として、INIで、ステージでやりたいこと、行きたい場所がたくさんあるんだろうと思う。絶対に叶うから、止まらず留まることなく進み続けてほしい。
柾哉くんは努力の人だった。この大きな舞台で、数万人に見つめられながらやってのけたことの凄さに震えた。大人になってから始めたピアノで、弾き語りだよ。しかも京介くんと、ハーモニーを奏でて。彼がリーダーなんだ、ってより感じたのは去年のナゴドの方だったけど、一人のメンバーとしての存在感がとても大きい。プロデュースしたグッズもかわいかった。たじパンダ買いました。
将吾くん、改めて帰ってきてくれて本当にありがとう。気がついたら好きだったから、どこが好きなのかも説明するのがまだ難しいんだけど、シンプルにめちゃめちゃかっこよくてメロかったです。背高い組だからさ、メンバーと並んでても身長差だけでたまにワッてなった。わーん、おかえり。ずっとここにいてください。
フェンファンくんはパフォーマンス力の高さに一番びっくりしたメンバーだったかも。彼のことはとても尊敬していて、この短い期間内でもいろんな言葉に助けられてきた。でもそれってステージじゃない部分だったから、初めて現場でのアイドル姿を目の当たりにして、歌にも、それ以外のパフォーマンスにも驚かされ、魅せられた。奥深くて面白い。
大夢くんのNon-Stopってなんでこんなにけしからんのでしょうか。カメラにものすごい抜かれ方されててさすがに息を呑んじゃった。そして、ひろむくんの歌って聴いててほんとに気持ちがいい。かっこいい。東京ドーム、めちゃくちゃよかったけど、いつかスペシャル音響よい会場でINIの歌声にぶちのめされる体験がしたいよ。夢です。生で見るひろむくんの存在感、とても沼だったな。
威尊くん9キロ絞ってきましたって言ってたけど、もともとめちゃくちゃかっこよいのにアイドルとして完璧な姿でドームに立ってくれたの信頼しかなかった。有休とってきてくれてありがとうって言ってくれたのも嬉しかった(わたしのことだ!)「後藤威尊を特別にしてくれてありがとう」、もほんとによかった。ぜんぶコメントの話になっちゃったけど、全て威尊くんの最高のステージがあってのことです。
匠海くんー!4人で披露したユニット曲で、ほか3人がものすごいレベルアップした良いステージを見せてくれているところ、圧倒的ボーカルでさらに引き上げてくれる匠海くんの頼もしさは半端なかった。しゃべるといつもの印象通り、しっかりしてるんだか適当なんだかわからない感じとかほんとに大好きだなと思いました。匠海くんの歌にももっともっと完膚なきまでにぶちのめされたいよ。楽しみすぎる。
京介くん、INIになってくれてありがとう。全員そうなんだけど、ほんとにほんとにありがとう。歌がうまいこともちろん知ってたんだけど、好きだなあ大好きだなあと実感させられたのは今日だった。ユニットで柾哉くんとタッグを組んで、ただ一緒にやるだけじゃなくてめちゃくちゃ支えてたんだな、と伝わってきたのもありがたかった。
雄大くん、ふわふわの天使なのに笑いに貪欲で、そのギャップがめちゃめちゃイメージどおりの雄大くんだった。みんなちょっと難しいんやけど5周年の5ってポーズしてなー!(手をパーにするだけ!)でもどこかの曲で、たけちぃとすごいセクシーなことしてた?気のせい?どんなコンセプトも消化していく雄大くんがもっと見たい。そしてはやく記憶を補完するための映像がほしいよ。
理人くんってこの大所帯の中で年下から二番目だけど、いい意味でそれを感じないんだよな。やりたいようにやれるんだなって雰囲気がある。そんなINIの風土がいいなという話。最後のコメント、唐突に「好きだー!」と叫んだかと思ったら盛大に泣いてたり、それを隣のたくみくんがからから笑って見てたり、ほんと素敵で面白いお兄さん(たち)すぎる。
迅くんは最年少らしい末恐ろしい成長っぷりを遂げていた。とくに「かわいげ」の操り方が天才的で、どうしよう、ついに末っ子としてだけじゃなくアイドルとしての可愛さをマスターしちゃったんだ。歌やダンスでも頼りになる存在感を見せていたし、曲の制作にも関わったと言っていた。彼の変貌ぶりをこれからも見守っていきたい。
…全員分書いた!11人もいるし、肉眼で見えたもののほうが少ない気がするのに、するすると書けてしまった。INI、まだまだ見たいものしかないし、書きたいことしかない。5周年で出会えてよかった。ここから先は、一緒に走って、そしてまた節目を祝える場所にいたいな、と思っています。

最後に、思い出したことを雑多に箇条書き。
- ペンラで黒ってどうやって表現するんだろう、という謎が解けました。点滅させることで黒を表現する…!なるほどね
- メンカラつながり。会場にあまりにもメンカラ身につけている方が少なくて普段との現場の違いに驚いた。いやヒプマイがカラーギャング文化なのは知ってるんですが、こんなにいないんだ!
- 注釈席だったんですがそのわりに「プレミアムラウンジ」なるところに通されてびっくりした。高級感あふれる内装で、茶をしばける(?)スペースまであった。注釈席というのは、スピーカーでメインステージが若干遮られることによるものだったよう。バルコニー席、座り心地がよくて見やすかったです
- 「注釈席ー!」って柾哉くんが煽ってくれて沸いたね~
- ムビステをガン見してたら迅くんがステージじゃない普通の床に降りてるところが見えてびっくりした。トラブルだったのかもしれないが、ぴょんとステージに戻る身体能力が高すぎてかっこよかった
- MINI DAYにしろドーム公演にしろ柾哉くんがピアノ披露するたびにめちゃめちゃ驚かされているのだが、ユニット曲前、裏でめちゃめちゃ緊張して京介くんにハグしてもらってた、と聞いてとてもほっこりそしてほっとした
- ドス鯉ありがとうね~田島くんのお腹ガード固くて好きです(いつもノーガードになりがちなみんなもありがとう)
- 大夢くんとフェンファンくんのユニットもめちゃよかったね…!現地で観られたことがひたすら嬉しいパフォーマンスだった。3塁側だったからフェンくんメインでみてたので、大夢くんもよく観てみたい
- 後半のメドレーパート、全員で歌うんじゃなくて3チームに分かれて繋いでいたのがよかった。もちろん圧倒的ボーカルが複数人いるのは承知してるけど、どのチームも全員で歌って踊ってバトンをつないでたから
- パフォーマンスの面でもそうだし、それ以外の場面でも、INIってどんなチーム分けされても何人ずつだったとしても、見ているこちらに不安をまったく感じさせないし、どの組み合わせでもわくわくさせてくれるのがすごい
- 今回ファンクラブの会報で2人ずつの組み合わせを全通りやってくれていたことにも大感謝しています。手厚い
- 本来アンコールの掛け声をするところで『MORE』を合唱した東京ドーム1日目だったのですが、てっきりINIの本編終了後はMOREを歌うのが恒例なのだと思った(「もっと歌って!」の意味なのかと)ぜんぜんそうじゃなかったらしい、笑った
- ラストのコメントは理人くんだけじゃなくフェンファンくんも泣いてた

最後のさいごに一つだけ。東京ドーム2days後に雄大くんの活動休止が発表された。休むということはそのままでは大丈夫ではない、ということなので、心配だなという気持ちは当然存在する。でも、すぐ前の将吾くんが前向きな休養でしっかり戻ってこれたということがあるので、なんか、うまくいえないけど、そういうこともいい方向性になるといいなと思う。いろんなことを気にせずゆっくり過ごして、またいつでもこの場所に戻ってきてほしい。ただの一人の新規ファンだけど、その日がいつになってもいい、穏やかな気持ちで待っていたい。

11月の京セラドームも楽しみです。待ちきれないな!

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